顔料は水、油、アルコールなどに

不溶の有色不透明の粉末で、粉末の分散状態のままで物を着色する色料の総称。

これらに可溶なものは染料と総称し、顔料と染料をあわせて色素という。

染料のなかにも不溶のものがあり、顔料として用いられ、これらは色素顔料とよばれる。

光学顕微鏡等による拡大観察

紫外線による蛍光作用により、ニス、油、顔料等、それぞれの材料特有の蛍光を観察し、材料や補修部分を推定し、赤外線の吸収作用を応用して、油煙等に汚れた墨書を解読する。

とくに赤外テレビジョンは、赤外線フィルムより広い近赤外領域に感度をもつ赤外線センサーを備えたカメラを用い、ブラウン管上に直接その影響をとらえることが可能で、材質によって異なる吸収作用から銘文の判読、下絵の解明等に利用される。

X線の透過写真は、絵画、彫刻、工芸品等の構造をはじめ、顔料の塗り重ね、筆のタッチ、補修等を探るのに用いられる。

材質と厚さによって硬・軟X線を使い分け、さらに厚みのある金属製品には、ラジオ・アイソトープのγ線を用いて鋳造、鍛造等の技法が明らかにされる。

一方、化学成分や組成を明らかにする分析手段がある。

文化財には非破壊的方法による材質調査が大原則で、蛍光X線分析、X線回折分析が用いられる。

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